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2024年7月10日水曜日

Revit_部屋が表示されない(フェーズが原因)


部屋が表示されない原因についてです。


特定の部屋が表示されず、部屋タグが配置できない問題が発生しました。



▽サンプルモデル 平面図



集計表では部屋があるので存在しているはずであるのに平面図になると表示されない理由はなぜか。

原因を調べたところ、フェーズが影響していました。


Autodeskによると、

”部屋と部屋タグは、フェーズ作成フィルタに関係なく、

1つのフェーズ(部屋が作成されたときのフェーズ)でのみ表示できます” 

とあります。

(Revitのさまざまなフェーズで部屋と部屋タグを表示する方法 Autodesk公式サイト)



つまり、部屋が表示されるのは

ビューのフェーズと部屋のフェーズが一致しているときのみ、ということです。


▽ビューのフェーズ




▽部屋のフェーズ






フェーズフィルタを”なし”にしてフェーズによる影響がでないようにしても、
部屋はビューのフェーズと部屋自体のフェーズが一致している場合しか表示されないことに注意してください。

関連記事:
Revit フェーズ 全ての要素を表示(フェーズフィルタなしについて)



部屋はシステム上はオブジェクトでもなく、2D注釈でもない存在なのだと思います。

部屋が表示されない、という方はフェーズが原因かもしれないので

確認してみてください。


O.J

2024年7月9日火曜日

ルーバーの役割と転落防止について


複数階建ての集合住宅の計画において、バルコニーにルーバーが設置されていました。




ルーバーは下記のような役割が挙げられます。

 ・視線の遮断

 ・通気の調節

 ・日光の遮断

 ・騒音の緩和

 ・ほこりの侵入防止

 ・外観の向上


今回のケースは室外機があるところに設置されているため、目隠しによる外観の向上、

日焼けによる劣化防止、雨やほこりの付着を防ぐ目的があります。


また、室外機が区画されていることで

こどもがベランダから転落すること防ぐことができます。


こどもがベランダの室外機やチェア、荷物を踏み台にして手すりから転落する

事故は毎年のように報告されています。


窓やベランダからのこどもの転落事故 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)より引用



こどもの転落を防ぐためには、室外機は手すりから60cm以上離して設置することが推奨されています。


窓やベランダからのこどもの転落事故 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)より引用


ルーバーなどで室外機があるところに侵入防止措置をするのも有効な対策となると思いました。




以下はこどもの転落事故の注意喚起となりますが、転落事故発生時の調査では

窓の鍵をかけていてもこども自身で開錠し窓から転落した、

部屋の中にあった踏み台をこども自身でベランダに持ち出して

手すりから転落した事例があります。


こどもは危険に対する認識が曖昧で、大人が予想できない動きをすることが

あります。

補助錠を使いこどもの手で開かないようにする、

ベランダで遊ばないように注意するなど、リスクを減らす環境づくりが重要です。


これからの季節は窓を開けたりベランダに出たりする機会が増えるため、

お子さまのいるご家庭は十分に対策を講じてください。


STOP!子どもの転落事故(名古屋市消費生活センター)


O.J


2024年7月8日月曜日

Revit_初期設定時に注意したいこと


モデル作成時に最初に設定する通り芯やレベルは特に正確に入力する必要があります。

モデルの基準となり全体に影響が出るため、後々の修正は手間がかかることもあります。



重要なポイントとして以下の3つを紹介します。


1.原点となるレベル
2.入力するレベル 
3.レベル線、通り芯線のズレ



■1.原点となるレベル

共通基準点はモデルの原点となります。


(↓内部原点の確認方法

シェルパブログ: Revit 内部原点の確認)


XY軸はX1通とY1通が0であることは明らかですが、

Z軸はどのレベルを原点とするか迷う方もいると思います。



何となく設計GLが建物の原点となるレベルと考えがちではないかと思います。

しかし、通常は1FLを原点とすることが多いです。

サンプルモデルでも1FLが内部原点位置となっています。


考えられる理由の一つは、設計GLは変更されることがあるからです。

1FLを原点としたほうが変更に対応しやすくなります。



■2.入力するレベル

図面のレベルを全て入力すると基礎下端レベル、各階FL、各階SL、水上/水下レベル、パラペット天端レベル、のように多くのレベル線が出来ます。


ほとんどのオブジェクトはどのレベル線からいくつ、という情報をもって配置されます。

レベル線が増えることで配置可能となる基準が増えます。


▽基準レベルの選択



基準が増えると作業者によりどのレベルに何を配置するかが判断が曖昧になり、

オブジェクトの基準レベルが混在することがあります。


色んなレベルのオブジェクトがあると集計表で表示するときに扱いづらくなる、管理がしにくいなどの問題が起こります。



例えば原則FLのみを入力してGLその他は参照面とする、のように

必要最低限にすると扱いやすいです。



基準レベルはタグ表示をする際に影響するので、タグを表示するときに
必要なレベルは何かを考えると判断基準になると思います。



■3.通り芯のズレ

通り芯はモデルの基準となります。

通り芯に微妙なズレがあるとオブジェクトが全体的に誤差があるモデルになります。


CADでは精度を気にして作図することに慣れていてもRevitを初めて使った

といった場合は見落としがちです。

モデルを進める前に整数になっているか確認すると良いと思います。






チェック方法は

上図のように寸法線の精度を少し上げるか、

dynamoを使用してチェックする方法が挙げられると思います。


Revit上で数値入力等を使ってモデリングしても端数が出ることもあるので、

精度を上げて少数点第2、3位くらいで端数が出ていないかを確認するといいと思います。



(↓dynamoでチェックについての関連記事

シェルパブログ: REVIT_通り芯の微妙なズレ-①)


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以上のポイントを押さえて初期設定を行うことで

確かなモデル設定につながると思います。


O.J

2024年7月5日金曜日

ArchiCAD ルーバーをカーテンウォールツールで入力

ArchiCADでルーバーを入力するとき
何のツールを使いますか?
私は今まで柱ツールで入力することが多かったのですが、
もしかしたら壁やスラブで入力する人もいるかもしれません。

ただ、壁やスラブはピッチや断面形状が変わると修正するのが大変なので
カーテンウォールツールで入力したらどうかな…
と思い、今回はカーテンウォールツールで入力してみました!



色々なやり方があると思いますが、
今回はこの設定でやってみます ↓ 







フレームに関してはAかBどちらかにします。
Aは、マリオン:標準フレーム、その他:不可視
Bは、マリオン・境界:標準フレーム、その他:不可視





ちなみに境界フレーム ↓




では、入力してみます。
(入力するときは距離を入れるとよいと思います。)



まず、Aで入力した場合
境界フレームが不可視になっているので
両端のフレームを選択して「境界フレーム」→「マリオン」に変更します




Bで入力した場合、
上下にも境界フレームが入ってしまうので
上下のフレームを選択して削除します







続いて、延長してみます。

延長した場合、
A、B共に先ほど設定したことを
再度やる必要があります。
(ちょっと大変ですね)






続いて、くり抜いたり、長さを調整してみます。


カーテンウォールツールもソリッド編集ができるので
減算でくり抜くことができます。





編集モードの状態で
1本ずつ長さを変えたりもできますし、





同じく編集モードの状態で、
「フレーム」を「分割」にして
分割したいラインを引くと
フレームを分割したりもできます。







修正したり編集したときに、再度設定しなければならなくなったり…
がたまに発生しますが
カーテンウォールツールは断面形状を使ったりもできるので
慣れると扱いやすいかもです。


ぜひ試してみてください。



y-ito





















2024年7月4日木曜日

ArchiCAD 3ddwgをオブジェクトとして取り込んだ後に材質を追加する

モデルで家具を入力することになった時に
家具のHPから3dデータをダウンロードできるのがあると
メーカーさん、ありがとうございます!ってなります。

ただ、3ddwgとかだと
ArchiCADに取り込んでみたときに
材質が指定できないことがあるかもしれません。

今回は、3ddwgをオブジェクトとして取り込んだ後に
材質を追加する方法をご紹介します。

(※以下、同じ感じになっているかはオブジェクトのデータによります)




 
「ファイル」の「ライブラリとオブジェクト」から「オブジェクトを開く」で
オブジェクトを開き、
「スクリプト」の「3D」を見てみます。
スクロールしていくと
どうやら 何行かおきに 「PEN ○○」となっていて
ペン番号が分かれているなとわかります。




一通り見たところ、
今回はペン番号の種類が4種類だったので、
「パラメータ」で
材質を4種類追加してみました。





スクリプトの「3D」に戻り
「MATERIAL  "パラメータ"」をPEN番号が変わる箇所に入力していきます。
(※今回は "m_1"  "m_2"  "m_3"  "m_4"  )
(※MATERIAL の後に半角スペースを入れる)







最後まで入力できたら、「×」で閉じでOKです。




3Dで見てみると材質が変わっています。
オブジェクトの設定にも材質が追加されています。






同じ感じで設定できるかはわからないのですが、
オブジェクトのスクリプトが似ている場合は
試してみてください。



y-ito






2024年7月3日水曜日

ArchiCAD 観覧席をモルフで作成

観覧席をモデルで入力したいなって時に
メーカーのサイトでBIMモデルがなかったので
モルフで簡易の観覧席を作ってみました。 

※動きが重くなるので、簡略化して入力することをおすすめします。


まずワークシートに、観覧席の平面・立面・断面を取り込みます。
(場合によっては、結合でとりこんだ方がやりやすいかもです。)





断面でワークシートを参照しモルフを作成します。



3Dにして各部材を押し出します。
(長さはdwgで計測するとよいです。)






平面図を参照し位置を調整します。
さらに立面を参照し平面では読み取れなかった部分を微調整します。


立面で形状が違うものは減算して形を作ります。
下図では赤部分が不要なので減算する部分にモルフを入力します。
3Dで減算用のモルフを押し出します。





ターゲット・オペレータをそれぞれ選んで減算します。
減算後、減算した部材をモルフに変換します。
(「ソリッド編集」ではなく、「モルフを修正」でやってもOK)




それっぽいのができたので、
コピーして複数の座席を作ります。






どの線がどの部材かわからなかったりしますが、
dwgで色が分かれていたりするので見ながらやるといいかもです。






冒頭にも書いたのですが、動きが若干重くなる気がするので、
簡略化したり、モルフで作成後オブジェクトに変換したりするとよいかもです。

もし入力しなくちゃいけなくなったときは、試してみてください。




y-ito






2024年7月2日火曜日

ArchiCAD 「表現の上書き」でモデルの輪郭を非表示にしたときの注意点

 3Dでの輪郭の表示・非表示は
画面上で右クリックまたは下のタブの
「3Dスタイル」で選択することができますが、





この要素の輪郭だけ非表示にしたい
というときは「表現の上書き」で設定ができます。






先日、3Dでモデルを確認しているときに
ボルトとかも入っている鉄骨モデルだけ輪郭非表示にしたいな…
と思って「表現の上書き」で非表示にしたのですが、






断面図にしたときに、鉄骨が表示されない!なぜ??
となってしまったことがありました。

レイヤーも表示しているのに…
と思ったところ「モデルの輪郭を非表示」にしている「表現の上書き」が適用されていることが原因でした…

(てっきり3Dだけ輪郭が非表示になると思ってました…)






検索してみると鉄骨があるのがわかります。





「表現の上書き」で「モデルの輪郭を非表示」をしたときは
3Dだけではなくて断面とかにも反映されるので
あれ?とおもったときは
意図せず設定を適用してしまっていないか確認してみてください。




y-ito