切妻型屋根形状では水上部から両側の軒先に向かって屋根が二分します。
なので屋根材が二分する棟の部分は、下図のような形が一般的です。
屋根水上の頂部に「棟包み」や「棟押え」と呼ばれる部材を屋根の上に
被せて雨水の侵入を防いでいます。
それでもこの納め方では、まだ漏水に不安を感じるという慎重な人も
いるのですね。
この納め方よりも更に漏水リスクを減らすには?
と考えると、棟で二分するのをやめて、一枚の折版で通してしまえ!
となります。
なるほど、その方法がありましたね。納得です。
そこでメーカーに確認すると、一枚の折版を切妻屋根に施工する場合は、
棟頂部で最大250mRまで対応可能になります。とのことでした。
これで一安心できましたね。
でもここで新たな懸念が・・・
切妻の三角形頂点がRになるということは、頂点の下地鉄骨を下げないと
納まらないのでは?と。
確認のために、屋根勾配 3/100 で頂部が 250mR になるように
作図すると頂点の位置が、112.5mm下がりました。
つまり、下地鉄骨もこれ以上に下げないと納まらないのですね。
現場ではよくありがちな変更ですが、下地検討まで忘れずに!ですね。
MK
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