犬走りシリーズ、第2弾
そんな大げさな話ではない、ちょっとした事です。
通常、コンクリートの犬走りの端部は、こういう形してますよね。
コンクリートの犬走りの端部を土間より厚くします。
というのは、
取合う舗装や、土の地盤面の方が少し下がっていて、土間厚さのままだと、
土間下の砕石とかが露わになってしまうので、端部を厚くする。
これは、御存知のことだと思います。
建築の埋め戻しって、土木と違って、少々荒っぽいんですよね。
なので、犬走りは建物廻りの沈みやすい場所にあるのです。
これで建物際は取合えず下がることはありません。
でも、端部は下がる危険をはらんでいます。
しかし、犬走り端部が大きく下がっている所、見たことあります?
こういう事もあります。
車止め代わりにされたりして、これじゃぁ、さらに犬走り端部が下がりそう。
でも、犬走り端部が大きく下がっている所、あまり見ません。
な ぜ か ?
これ、こういう事なんです。
この端部の形に理由があったのです。
端部にかかる荷重は鉛直方向だけでなく、斜め方向にも向き、より広い範囲に
荷重を伝えることになっていたのです。
という事で、いつものように犬走りを作っていれば何も問題が無いことなので、
ちょっとした事、というわけでした。
さぁ、今日もきちんと物づくり!!
by Y爺
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