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2018年10月15日月曜日

犬走り こういう事でもあったのか!

犬走りシリーズ、第2弾


そんな大げさな話ではない、ちょっとした事です。

通常、コンクリートの犬走りの端部は、こういう形してますよね。
コンクリートの犬走りの端部を土間より厚くします。
というのは、
取合う舗装や、土の地盤面の方が少し下がっていて、土間厚さのままだと、
土間下の砕石とかが露わになってしまうので、端部を厚くする。
これは、御存知のことだと思います。



建築の埋め戻しって、土木と違って、少々荒っぽいんですよね。
なので、犬走りは建物廻りの沈みやすい場所にあるのです
そのため建物際は、ずれ止め鉄筋などで下がり止めをします。
こんな風に。
これで建物際は取合えず下がることはありません。
でも、端部は下がる危険をはらんでいます。
しかし、犬走り端部が大きく下がっている所、見たことあります?



こういう事もあります。
車止め代わりにされたりして、これじゃぁ、さらに犬走り端部が下がりそう。
でも、犬走り端部が大きく下がっている所、あまり見ません。



な ぜ か ?


これ、こういう事なんです。
この端部の形に理由があったのです。
端部にかかる荷重は鉛直方向だけでなく、斜め方向にも向き、より広い範囲に
荷重を伝えることになっていたのです。

という事で、いつものように犬走りを作っていれば何も問題が無いことなので、
ちょっとした事、というわけでした。

さぁ、今日もきちんと物づくり!!


by Y爺 

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