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2017年3月2日木曜日

既成擁壁のジョイント部の注意

既成擁壁を側溝として、利用する場合の注意事項です。


 L型擁壁を側溝として利用した例で説明していきます。




(写真1)


上記の(写真1)のように既成L型擁壁を並べていくと、


埋戻し土が砂などの粒子が細かいものなどは隣り合う隙間から砂が流入してしまう事象があります。 (写真2)


(写真2)
ここから降雨など砂が流れやすい状況になると(写真3)のように砂が側溝へ流入し
詰まりの原因になってしまいます






(写真3)
L型擁壁はそもそも概念として、土圧に抵抗して土の崩壊を防止する土止めの壁である。ただ今回は側溝(雨水を排除するために設けた溝)として計画しているため、水は通しても土(砂)の流入は止めたい。
(写真4)


 使用した既成L型擁壁に水抜き穴があるため、外側の隙間はモルタルか、シーリングでも良いけど、少しでも水を流す仕様にするためにモルタル詰めにした。(写真4)


尚 砂の流入を防ぐためなので、そもそも埋戻しの土を高い粘性があるものを検討するが、
今回は締固めを考慮して砂にした経緯があります。




by.H,K

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