例年のように各地で異常気象による災害のニュースを聞きますよね。
今年も夏から秋にかけてはエルニーニョの発生が予想されているので
台風による高潮、豪雨による浸水と心配の種はつきません・・・
で、水の侵入を防ぐ装置を今一度思い出してみましょう。
大きなもので主流なのは、海や河川の「防波壁」や「水門」など、
小規模なものでは地下街の進入口や建物の出入口などに付く「防潮堤」
があります。
でも、いざという時に閉めるためには人為的な操作や動力装置が必要
になりますよね。
そこで最近見つけました面白い製品を取り上げようと思います。
陸上設置型フラップゲート式防潮堤「neo RiSe」
何といっても最大の特徴は、
いざという時には「自分で勝手に閉まります!」
って、夢のような装置ではないですか!?
なんでも京都大学と日立造船が共同で開発した装置だそうです。
仕組みを簡単に言いますと、
水が一気に流れ込んできたときに、浮力のある樹脂フラップが自動的に
立ち上がり、水位上昇による水圧で自然起立します。
また水がなくなれば元の状態に戻ります。
現状で、幅約10メートル、高さ約5メートルまで対応できるそうです。
つまり、すばらしいです。
従来の装置に必須だった人力や動力が必要ありません。
停電になっても動作しますよ!
平常時はフラップの上を車が通行可能、強度もあります。
津波等来襲時の短時間で避難が必要な場合も安心して避難することが
できますね。
洪水・高潮など時間的に余裕がある場合は手動での起立操作も可能です。
建物の外壁にも設置が可能です。
http://www.hitachizosen.co.jp/products/products026.html
日立造船株式会社:フラップゲート式可動防波堤
H・Pには資料の他、実験の動画も紹介されています。
by MK
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