メジャーな施工方法はH鋼親杭やSMW連続壁の芯材から等辺山形鋼を持ち出し溶接、さらに山留方向 に等辺山形鋼を流して溶接。この山形鋼からセパレータを取り付けるという工法ではないでしょうか。
工事区分では山形鋼の施工までを鍛治工で行い、セパレータの取り付けは型枠工という流れですが、
溶接作業は有資格者により作業をしなければなりません。
溶接作業となれば、出来れば雨天の日の溶接作業は出来るだけ避けたいと思うのは当然でしょうね。しかし、工程が押していれば雨天と言えど休むわけにいかない場合があります。
近年は型枠工として従事する職人さんも少ないと聞きます。溶接作業に長けた熟練の有資格者の確保も難しいのではないでしょうか。
コンクリート打設時の圧力でセパが飛んでしまっては、下手をすれば命に関わりますので、不慣れな『なんちゃって鍛治工』に安易に頼める作業ではありません。
さて、私が勤務する作業所でも同様の声があり、溶接をしないでセパレータを取り付ける工法が選択されました。
等辺山形鋼にちょっとした細工をした形鋼を購入し、使用しまし た。
①SMW連続壁の芯材に等辺山形鋼を持ち出し溶接します。
施工は熟練の鍛治工が行っています。
山形鋼の突き出し距離は躯体と山留の離隔距離に より調整します。
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