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2014年5月13日火曜日

過去の工事の変更履歴を再評価

 
 建設工事において設計変更というのは、大なり小なり必ず行われますがシェルパでは過去の工事変更履歴を記録し、蓄積しています。



 過去に行われた変更には様々な理由がありますが、病院という建物の部屋種別ごとの使われ方については、どの病院もそれ程、変わらないのではないでしょうか?




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 今回、とある病院の施工において、施工図作成前の段階で内装工事の仕上を見直す作業を行いました。


 院内に薬局・調剤室がある病院は珍しくありません。



 過去の工事の変更履歴を確認すると、薬局・調剤室のOA化よりも薬品による汚染防止という衛生面を重要視し、OAフロアを中止とした様です。

 調剤する機器が多数置かれる為、配線を考えるとOAフロアは機能面で優れ、仕上材も表面がビニル製の置き式ビニル床タイルがありますが、タイル同士の目地から粉末や液体が入り込むと清掃が難しくなります。


 当該工事の設計でも床仕上はOAフロアの上、タイルカーペット張りとなっていましたが、万が一床に薬品をこぼしてしまった時の清掃を考えると変更履歴にある様にOAフロアを中止した方が良いのではないでしょうか?





by araki


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