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2014年5月26日月曜日

工事現場でのちょっとした工夫

 今回は工事現場での「ちょっとした」工夫を3例程紹介します。

 先ず一つ目ですが、ワイヤーロープ等の点検テープの貼り方(現場によっては電気設備のコード等にもテープを貼る現場もありますが)についてです。

 点検を行いテープを貼り替えようとする際、テープが剥がしにくい場合が結構あります。(爪を切った直後だと猶更です。)そこでテープを巻く際に一工夫、下の写真の様にテープで「つまみ」を予め作っておくのです。


そうすればテープを剥がす際に指でつまんで容易に剥がすことが出来ます。


 次に鉄骨部材の表記方法についてです。

 鉄骨部材で上下対称な形状で、孔の位置が違ったりする部材について誤取付を防止する際に「上」「下」の表記を行います。但し「上」も逆さまにすると「下」と読み違える場合がありそれで誤取付の原因になったりもします。そこで下の写真の様に「上」のうえに「へ」を記入する事により読み違いを防止しています。






 最後に台車等の移動防止についてです。

 資機材を運ぶのに便利な台車ですが、簡単に動いてしまい、衝突等事故の原因になります。防止策として輪止めを使用するのですが、一般的な輪止め(2つで1セットのもの)での使用だと紛失したり、(2つなので)設置に手間がかかります。そこで下の写真の様にL型アングルを加工したものを輪止めとして使用すれば設置が楽ですし、(2つでは無い分)紛失のリスクも減ります。


 この様に現場の「ちょっとした」した工夫が現場のQCDSEの向上に役に立っていきます。

T.S

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