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2020年9月10日木曜日

折板屋根の風圧力(負圧)について

 折半屋根が強風により飛散する事例が時折あるのですが、

これは屋根面に負圧の風荷重が掛かったと考えられます。


それを引き起こす原因として、強風で窓ガラスが割れて室内に強風が吹き込むことで

屋根を押し上げてしまうことが一般的には考えられるのですが、他にも軒先の面戸が

強風で内側に倒れることで出来た隙間から風が室内に侵入し屋根に負圧を掛けることも

あるようです。




折板屋根を固定するには、正圧方向の荷重に対し下地鉄骨やタイトフレームがありますが、





負圧に対しては、固定金具部分のピンポイントしかなく、この部分の強度が負圧に対し
有効な部材になります。
よってこの部分の強度や固定方法については十分に確認する必要があります。

MK

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