あるプロジェクトで天端に一部欠き込みがあるRCの立ち上がりをモデリングする際、重ね壁を使用しました。
ボイドファミリを使っての欠き込みや幅によってそれぞれ分割して壁を配置することも検討しましたが、壁を多角形に配置していく必要があったので単体で管理できる重ね壁を使いました。
結果的に壁の配置基準が変更になった際、修正の手間が少なく済んだり、そもそも多角形に配置が必要でボイドファミリや壁を幅によって分割していたら要素の数が多くなっていたので効率的だったと思います。
重ね壁のタイプの作り方としては構成などタイプパラメータが同じもの同士、まずは標準壁でタイプをそれぞれ作ります。
次にシステムファミリを重ね壁に変えて【構成】で任意の断面になるように高さや側面オフセットなどの数値を調整すれば作れます。
ただ注意点としては重ね壁一体でワークセットや壁の構造/意匠などの選択となるため、例えば構造壁と意匠壁の重ねは出来ないなどの問題があります。
もし重ね壁をそれぞれのタイプに分割する場合は壁を選択→右クリックすると”分割”という項目が出るためそれをクリックすると分割できます。
今回はRC同士(構造壁同士)の重ねだったので効率化できた事例でした。
注意点も考慮しながらメリット/デメリットをよく考慮して、最適な方法をとっていけるようにしたいと思います。
Y.N
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