前回は建設業における労働災害の発生現状についてまとめましたが、
今回は対策事例をいくつかご紹介します。
調べていくと様々な会社でAIを使った危険予測アプリの開発や運用が進んでいるようでした。
まだ開発途中であったり、自社現場限定で技能労働者向けにだったりしていましたが、AI技術の進歩が安全への意識向上に繋がっていくといいなと感じます。
そしてそれらのアプリの精度向上を目的として国土交通省が令和元年度~4年度の建設工事事故のデータ、約1600件をエクセル形式で一般公開していました。
下記URLのホームページからダウンロードができ、事故原因やその後の対策等が詳細にまとまっていました。
(国土交通省:https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_0 01048.html)
アプリの精度向上にはもちろん、同様のことが繰り返されることのないよう一般でも更に広く活用が進むといいなと思います。
またBIMやデジタル技術の安全対策への活用も始まっているようでした。
BIMやVRを使えば、KY活動がよりリアルに行えたり現場現場に合った安全対策が検討できると思うのでとてもいい試みと感じます。
ただまだまだ活用が道半ばだからか、事例としてはあまり出てきませんでした。
そんな中で興味深かったのがスカンスカ・フィンランドの取り組みです。
下記のニュースサイトで紹介されていたのですが、現場をBIMモデル化しモデル上で安全対策を検討しているといいスクリーンにBIMモデルを映して工事関係者で打ち合わせしている様子も見られました。
(日経XTECH:https://xtech.nikkei.com/kn/article/it/column/20140922/677734/?P=6)
↑安全対策の位置や種類を検討したBIMモデルとのこと
これからBIMの活用がもっと広がって、安全の向上にもつながっていくといいですね!
Y.N
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