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2021年12月22日水曜日

S造 CON止めと耐火被覆

S造の梁につけるCON止め位置ですが、建物外周は外壁材からのクリアランスを考慮、

吹き抜けなど仕上がある場合は軽量下地とボードとのクリアランスを考えて決まります。

裏方で仕上がない場合や工場・倉庫など露出部などで、耐火被覆がある場合はその厚み

以上を梁面から跳ねだして取り付けると耐火被覆の納まりが良くなります。

梁面にCON止めを合わせた状態で耐火被覆のロックウールを吹いた場合、下の図のように

耐火被覆が飛び出してしまいます。



この状態だとすぐに耐火被覆が欠け落ちてしまい、耐火性能の品質が低下してしまいます。

これを防ぐにはCON止めを耐火被覆の厚み分出してあげることです。


1時間耐火の場合は25㎜、2時間耐火の場合は45㎜以上を出してあげるとスラブの

跳ね出し部に耐火被覆の厚み分が当たるのではみ出さずに欠ける可能性がなくなります。

品質確保のためにも考慮しましょう。


T.F



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