免震基礎は、地震時に想定している揺れ幅で揺れた場合に免震クリアランスが
確保されている必要があります。
躯体の免振クリアランスが確保されているか確認するときに、免震基礎に耐火被覆
がある場合は、耐火被覆の方が躯体との干渉に対して条件が悪くなってしまうため
注意が必要です。
特に図のような免震擁壁がある場合、耐火被覆は免震装置の高さ方向の半分の位置で
クリアランスをとる場合が多く、クリアランス最大近くで揺れた場合は耐火被覆が
一番先に干渉してしまいます。
EXP.Jカバーのように、躯体のクリアランスの50%などで可動量を設定し、
それ以上揺れたら壊れることを前提に設置する場合もありますが、
免振基礎の耐火被覆の場合は地震の後に火災が起こる場合もあります。
干渉を確認する時は、耐火被覆の有無と条件設定の確認を忘れずに行いましょう。
T.F
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