ページ

2024年1月15日月曜日

Revit_勾配床の中間点の高さを調べる

 過去行った物件において下の図のような複数方向の勾配を持つピットの勾配床を作成する機会がありました。



単に勾配の床をモデリングするだけであれば床の勾配矢印で作ればいいかと思ったのですが、
複数の方向の勾配かつモデルの作成上基礎梁や基礎柱の内法で作成したかったのでサブ要素の修正でモデリングすることにしました。



ただ基礎柱の出隅の高さまでは図面から分からず自然な勾配の床を作るのに苦戦しました。



最終的に下記の方法で1点1点高さを調べながらモデリングしていきました。




①まず床を大枠の矩形で作成します。
この時赤丸のような高さが分かっている辺上の点は境界の編集で線要素を分割して中間点を作っておくと効率的です。

②図面から分かっている高さをそれぞれ入力します。
この時辺の高さを指定するのではなく1つ1つの点に高さを入力していきます。



③②で勾配の床は作れたことを確認し、高さを知りたい中間点をサブ要素の修正で追加していきます。
追加した点をクリックすると高さが出るので数値を控えておきます。



④各中間点の高さが調べ終わったら一度サブ要素の修正の操作をキャンセルして境界の編集から基礎柱等の内法で床をモデリングし直します。
サブ要素の修正で③で控えた各中間点の高さを入力して完了です。
この時も辺を選択して高さを入れるのではなく各点を選択して入力する事に注意です。



図面通りの勾配の方向で床が作成できました。


他にも注釈の指定点高さの機能を使うなど色々方法はあると思うのでより効率的で確実な
方法を模索していきたいと思います。


Y.N








0 件のコメント:

コメントを投稿