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2020年3月2日月曜日

Revit 鉄筋ファミリ!⑥


前回の続きです。

鉄筋を曲げてみたいと思います。


鉄筋を曲げる方法は大きく2つの方法があります。


1つは、インスタンスパラメータの「始端フック」「終端フック」で行う方法です。




このフックの曲げ角度や余長などは、

鉄筋棒ファミリのタイプパラメータ内で設定されています。



フックの「自動計算」や角度は、プロジェクトブラウザから

フックのタイププロパティを開くと分かります。

「延長の乗数」が一応、余長ということになりますが、

鉄筋棒の実径をD25なら「28」と設定すると、「28」で計算されてしまいます。

安全側なので良しでしょうか。




もう1つの方法は、鉄筋を選択後、「スケッチを編集」をクリックします。




すると、スケッチモードになるので、線が一筆書きとなるように線を描くと

自由に形状を編集することができます。


この時の曲げ径は、鉄筋棒のタイププロパティ内の、

「折り曲げ 内法直径」です。

つまり、Revitの鉄筋には、


 ・「鉄筋形状」
 ・「鉄筋棒」
 ・「鉄筋フック」

の3つのファミリで構成されていることが分かります。

ただし、外に保存できるのは「鉄筋形状」のみ。

この「鉄筋形状」に「鉄筋棒」「鉄筋フック」を内包することになります。


「鉄筋棒」は、材種、径毎、に設定しないといけないことが分かります。

「鉄筋フック」は「鉄筋棒」ごとに決められた値を設定しておきます。

「鉄筋形状」は良く使う形状を用意しておくと良いですね。

また近いうちに、鉄筋ファミリの調整方法について紹介したいと思います。


FH

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