今度は、ECP(ニューセーフティー工法 縦張工法)の場合で確認してみましょう。
ECPの場合もALCと同様に、本体鉄骨から取付下地(通しアングル)を受けるための本地鉄骨下地があり、外装材側は取付金物を固定する角プレートと六角ボルトが下地と考えられます。取付下地と取付金物が接合部材になります。
クリアランスもALCと考え方は同じですね。縦張工法では、一般的には、条件が一番厳しいダイアフラム部分で、35㎜となります。
横張工法の場合は、『ECP施工標準仕様書』(ECP協会)では、下地鋼材のL-50x50x6が通り、鉄骨の施工精度の吸収代と自重受けのクリアランス10㎜を考慮して75㎜としています。ここの寸法はALCとは異なりますが、全ての部位において施工可能かどうかを事前検討が必要と謳っています。
施工精度のみではなく、施工が可能か否か(手が入ってボルトが締めれるか)のクリアランスも確認が必要ですね。
T.F
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