●照明の角度によってその面の精度が見えてしまう事例
照明の入射角度が小さいとその面の凹凸がまともに見えてしまう。
対策としては、
・あらかじめ照明が付く場所を把握し、仕上げするときにさらに気を遣う。
・施工時に灯光器などを用い、実際に斜めに照明を当てながら壁を仕上げる。
などがあげられます。
●太陽の光によって面精度が見えてしまう事例
ペントハウスの外壁にECPを用いているが、中間にRCの立ち上がりがあり、太陽の光
の入射角によりRC壁の面精度の凹凸が見えてしまう。
対策としては、
・少量であれば、ECPなど面精度の良い工業製品を使用する。
・躯体面をECPなどの仕上げ面より少し控えて補修代を確保して面の調整が
出来るようにする。
・仕上げの色を変えてデザイン上、目立たなくする。
などがあげられます。
光が建築にとって必要不可欠なものですが、建築に及ぼす影響もよく理解して
見栄えの良い建物にしたいものですね。
T.F
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