製作図チェックは経験がないとできないと思われていますが、
入社してすぐの人でもできないことは、限られています。
例えば、内部SDのW・H寸法チェックは下表のようにルールを決めれば、
誰でもチェックすることができます。
取り付ける位置も片開きなら、袖壁が100mm、引戸なら袖壁が300mmと
ルールを決めればチェックすることができます。
入社してすぐの人ができないのはルールを作ることだけですので、
ルールを明確にすることで、チェックを繰り返している内に自ずと
ルールを作ることもできるようになります。
下図は内部SD図チェックの全体像です。
この細分化された項目ごとにルールを作成し、各項目毎にチェックすることで
ライン化することができます。
先日、打合せをしている中で製造業の話しがありました。
新しい部品を作る時に、過去の部品図を取り出して改良するだけなので、
なぜここに突起があるのか等を理解されないまま製造が進むことがあるそうです。
寒冷地用のものをアフリカ向けに造り、壊れる等の不具合があるそうです。
ルールを見える化することで技術の伝承にもなると思います。
sakamoto
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