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2016年8月5日金曜日

引違い窓の網戸-正しい位置は?

暑い夏にもようやく体が慣れてきた今日この頃ではないでしょうか。

室内ではエアコンですが、窓を開けて網戸から風を入れることも
ありますよね。

仕事がらよくアルミサッシの図面をチェックして、漏水などが無い様に
気を付けて見るのですが、網戸の防虫対策でその使い方を知らない、
或いは気にしていないという人が以外にも 存在するので今一度確認を
してみたくなりました(笑)

まず、一般サッシ(住宅用ですが)の平面図です。















これは窓を閉めた状態で、網戸は室内から見て右側にあります。

外部の青い丸印部分は、建具枠・窓枠どうしが隙間なく閉じていて
虫などが室内に入り込めない状態を示しています。















窓が閉まっている状態では、網戸が左側にあっても問題ありません。















では、室内が暑くなってきたので窓を開けましょう!

右側の窓を開けて涼しい風が入って来ましたね!
網戸の周りにも隙間はないので虫も入る心配はありません。














網戸を左側にして左側の窓を開けても大丈夫です!

でもちょっと風が強くなってきたので、窓を少し閉めてみましょう。















おや?赤い丸が出現しました!

これは危険です。虫が入る隙間ができちゃったのではないですか(笑)

まず外側中央の赤丸部分ですが、網戸枠の内側に何やら歯ブラシの毛
の様なものがみえますが、これはモヘヤといって本来左側窓枠との隙間
を作らないようにするものです。

それが窓の中間部のガラスの位置にあるので、枠とガラスの段差の
隙間分が大きくなってしまったのです。

次に左右の窓どうしにある赤丸部分ですが、左側窓枠の内側に雨水進入
させないための水返し(樹脂製又はゴム)が付けられています。

が、これも 右側窓のガラスの位置なので隙間が大きくなります。

窓をよく見れば分かることなのですが、無意識につい半開きにしてしまう
人がいます。















あと一つ、盲点かも知れませんが、窓を閉めた状態で、外の網戸が
中間になった場合、
上記の理屈で網戸の裏に隙間ができて、網の裏側に虫がへばり付いて
しまうことがあるのです。

それを知らずに左側の窓を開けて網戸を左に寄せて風を入れたら
どうなるでしょう ?


みなさん、蚊に刺され過ぎないように気を付けましょう(笑)

by MK

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