先ずは下記が部材の名称です。
シャッターは下地があって開口があれば、あまり制約なく付けられると思いがちですが、
実はそうではありません。
出来上がりは問題なくても、実際の施工では取り付けできない場合もあります。
下図のようにRC壁にシャッターを納める場合ですが、シャッターレールを埋め込むように納めたいものです。
この場合、シャッターのスラットをどうやって取り付けるかを考えて
躯体を作る必要があります。
施工手順は以下になります
1、シャッターの軸を取り付ける
2、スラットを溝に入れて軸に巻く
3、レールを取り付ける
問題は2番です。
スラットを赤の点線とすると、溝にスラットを入れる為にはオレンジ矢印の距離がスラットより
長くないと入りません。
これを解決するために、溝の奥行を前もって大きくしておく必要があるのです。
これはRC特有の条件です、最近S造が増えているので忘れがちですがシャッターレールがRC壁と
取合う場合は事前にスラットの取り付け方法を確認しておきましょう。
これは解決策の一例です。
物件ごとに施工方法の検証が必要ですね。
M.D
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