ページ

2023年12月1日金曜日

エコボイド

オフィスビルや公共の建物などでエコボイドを採用している事例は

多くなってきていると思います。

建物中央付近に設けたエコボイドにおきる煙突効果で自然通風を

期待するものですね。



実は10年前に建てた私の自宅もエコボイドのような効果を期待して、

玄関から3階までの吹抜にリビングやダイニングキッチンなどを接するような

計画で建てました。



当初は一抹の不安も感じながら思い切ってみたのですが、意外と快適でした。

1階の和室は真夏にエアコンを入れなくても大丈夫なくらいです。

最上階に居る場合はエアコン必須です、笑


気を付けた点が5つです。

1.自然採光のためにハイサイドライトを計画

2.冬は寒そうなので暖房は床暖房(ガス)で計画

3.夏季の熱気を逃がすため、最上部に換気扇を計画

4.夏季の空調で暑いエリアができないように最上部にもエアコンを計画

5.中間期の自然通風のため、最上部に窓を計画


夏も冬も電気代+ガス代で2万円程度には納まっています。



sakamoto

2023年11月30日木曜日

剛接合とピン接合の違い

剛接合とは、「部材同士を一体化する接合方法」ですよね。

柱と梁を剛接合する構造形式がラーメン構造です。

ラーメン構造は、柱と梁を一体化(剛接合)することで、

抵抗する構造形式です。

柱と梁(大梁)には曲げモーメント、せん断力、軸力が発生します。

ブレース構造に比べ、合理性では劣りますが、ブレースを入れる必要が無い分、

空間を最大限利用できるメリットがあります。



ピン接合
とは、「一体化はしないが、部材同士を留める」接合方法ですね。

構造的にいえば、接合部が回転し、曲げモーメントを伝えません。

接合部に曲げモーメントが発生しないことは、簡単で明快な構造設計が可能です。

地震力を負担しなくて良い小梁などの二次部材はピン接合にします。

他にも間柱や耐風梁など、あえて曲げモーメントを伝えたくない箇所には

ピン接合を採用します。

ブレース構造はピン接合で成立する構造形式で、軸力のみ発生するので

合理的な設計が可能となります。




sakamoto

2023年11月29日水曜日

空調設備の種類

空調方式はボイラや冷凍機などの熱源をどこに置くかによって

中央熱源方式(セントラル空調方式)と個別分散熱源方式(パッケージ方式)に

分けることができますね。


中央熱源方式は、蒸気圧縮式冷凍機や吸収式冷凍機、ボイラなどの熱源を機械室

などに集約して、一箇所でコントロールします。

熱源機が集まっているためメンテナンスがしやすく、冷温水を利用して空気を

温度調節するため、設計自由度が高い方式です。 

始業時間と終業時間が大体同じくらいである1フロア300坪を超えるような大規模な

オフィスビルでよく採用されます。




個別空調方式は、ヒートポンプ技術を使い冷媒で空気を冷却・加熱する方式で、

熱源を分散させ空調を必要とする各階や部屋毎に空調機を設置します。 

フロアや部屋ごとに個別に温度調整等ができるのが特徴で、使用時間帯や適切な温度が

様々な業種が入居するテナントビルに適している方式です。

建築物衛生法においては、空気を浄化(空気清浄、換気)し、温度・湿度・流量(気流)を

調整する機能を備えたものだと定義されており、中央熱源方式はこの条件を満たして

います。




個別空調方式である一般的なエアコンは、浄化いわゆる換気は含まれていない

ため、定期的に換気を行いましょう。


sakamoto

2023年11月28日火曜日

LED照明のメリット・デメリット

 自宅を建ててから約10年が経ち、LED照明の電球を交換することが

多くなってきました。

LED照明の寿命は40,000時間程度と言われており、10年程度は交換が不要との

考え方から、照明器具一体のものもあります。



私の場合は「照明器具を10年で替えたことないしな・・・」との考えで全て電球交換

できるもので選択しました。

LED照明のメリットは下記のようなものがあります。

・寿命が長い

・消費電力が少ない

・衝撃に強く壊れにくい

・低発熱・赤外線フリー

・虫が寄り付きにくい

・瞬時に明るくなる

・環境に優しい



逆にデメリットは下記のようながあるようです。

・重たい

・暗く感じる場合もある

・熱に弱い


メリットの寿命が長いことや消費電力が少ないことが大きなメリットとして

知られていますが、低発熱のため空調負荷を低減することができるのも

大きいと感じています。

白熱電球を点けると部屋が暑くなりますよね。

LED照明の場合はそれを感じないと思います!


sakamoto

2023年11月27日月曜日

土間コンクリートとスラブの違い

 土間コンクリートとスラブの違いやメリット・デメリットについて、

おさらいしましょう。


土間コンクリートは地盤に支えられたRC床ですよね。



地盤に力を伝達するので通常は地盤改良を行います。

最大のメリットは基礎躯体のコスト削減です。

工場や倉庫、スーパーマーケットなど、建築面積が大きな建物でも、

外壁を支持する腰壁がある外周部のみに基礎梁があり、

中央部は独立基礎と最小限の基礎梁にすることができるので、

コスト面のメリットは大きいですね。

また、土間コンクリートの配筋は基本的にはひび割れ防止程度になります。

デメリットは沈下とそれに伴うひび割れでしょうか。

土間は沈下するので基本的には間柱のアンカーボルトなどを土間に定着させることは

できませんね。

また、腰壁など他の部位とは絶縁材を入れ、ひび割れ防止に3~4mピッチに

カッター目地などを入れる必要があります。


スラブは下部が埋戻しであっても地盤の上に浮いていると考えるので、

大梁・小梁が必要になります。




sakamoto

2023年11月24日金曜日

Revit_円形階段の作成方法

 エントランスなどによくある丸い階段の作成方法についてです。




1.階段ツール、スケッチを作成から作ります。





2.境界と蹴上の線を作成します。



境界の線(緑)がつながっていると無効なスケッチですという
エラーが出てしまうため赤枠部分を下図のように欠きこみました。




▽緑の境界線をつなげた場合に出るエラー


一番短いエラーが出ない線分は7.9mmでした。
それ以上短くするとエラーが出て作成出来ませんでした。



完成しました。
           




試しにらせん階段で作成してみましたが
2Dで見ると上手くいっていても、3Dでみると形状が成り立ちませんでした。


    
▽らせん階段ツールで作成した円形階段(2D)




▽らせん階段ツールで作成した円形階段(3D)




何らかの理由で思うような階段を作ることが難しいという場合は
床ツールで作ることも検討してみてください。
床ツールで作成でもよさそうな感じでした。



▽床ツールで作成した円形階段

J.O

2023年11月22日水曜日

bluebeam_オーバーレイで点の位置合わせが上手くいかない


bluebeamでオーバーレイを使用して重ね図を作成する際の点の位置合わせについてです。


(▽重ね図については下記をご参照ください

・Bluebeam スキャンしたデータで重ね図を作成

・Bluebeam 重ね図での点の位置合わせ)





新旧で図の位置が違っていたので、点の位置合わせを使って

重ね図を作成しようと思いました。






位置合わせで点を配置してみたものの、なぜか白紙で出力されてしまいました。




しばらく試して原因がわかったのですが、位置合わせで選択する3つの点が

平行になっていたからでした。



点の位置合わせは点の距離で縮尺を設定して作成するため、

X方向とY方向の縮尺を決めるために点の配置をL字型にする必要があったようです。

一直線だとY方向の縮尺が正しく見られないから上手くいかないのですね。



上図のように点を配置したところ欲しかった重ね図が出力されました。




ちょっとしたことでしたが、なぜ・・・・・・と悩んでしまったので

同じような方の参考になればと思います。

J.O