モデルと連動する形でマイナスの値をパラメータに入力したいってことがあるかと思います。
特に基準を設けて、その点やレベルからパラメータで調整するような場合マイナス方向への調整が必要になってきます。
ただシステムとして組み込まれていないファミリパラメータにマイナスの値を入力すると「作成できません」というエラーが出るかと思います。
そんな時は少し面倒ですがファミリ編集で手間を加えることが必要です。
①ファミリの新規作成時に「デフォルトである参照面」(原点)と「モデルを拘束する参照面」を重ねる形で作成する。
②モデルと離れた場所に「基準となる参照面」を作成する
③「基準となる参照面」と「デフォルトである参照面」間の寸法をパラメータにします。
(下記キャプチャで”基準”となっているパラメータです。)
④「モデルを拘束する参照面」と「基準となる参照面」間の寸法をパラメータにします。
(下記キャプチャでそれぞれ”オフセットX”、”オフセットY”となっているパラメータです。)
⑤ファミリタイプで上記で作ったパラメータとは別にプロジェクト上で実際に数値を入力するパラメータを作成します。⑥④で作ったパラメータが③で作ったパラメータ+⑤で作ったパラメータとなるように式を入力します。
「モデルを拘束するパラメータ」に実際にモデルを拘束すれば完了です。
プロジェクト上で配置する際のファミリの原点は「デフォルトである参照面」となり、配置した後、⑤で作ったパラメータに入力された値によって調整が可能となります。
*マイナスの値が大きくなるようであれば③で作ったパラメータ(上記ファミリでは”基準”)
の値をより大きくしてください。
今回は平面方向の調整ですが立面上で上記のような手順を踏めばレベル方向の調整も可能です。
試してみてください!
Y.N
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