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2024年9月12日木曜日

部材個々に番号を振って管理①-2020東京大会での事例

 先日パラリンピックも閉幕しましたね。


オリンピックつながりでオリンピックでは毎回新しく建設されるスタジアムや建築物がありますが国を象徴する個性的なデザインもある中でBIMはどんな形で活用されているのか気になったので調べてみました。


そんな調べる中で気になったのが前回2020東京大会での事例です。

前回の大会では「五輪レガシー」をテーマに全国集められた木材を大会後に返却、活用するというニュースは目にした記憶がありましたが、その管理をするためにBIMが活用されたという記事でした。

引用:日経XTECH-BIMによるトレーサビリティーを徹底、東京五輪の選手村ビレッジプラザ

(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/01672/)




木造住宅では各柱、各梁に通りで「いろはにほへと」と数字からなる番付を振ったりして建方時のスムーズな作業につなげたりします。

それと同じように選手村ビレッジプラザという5000㎡を超える大規模な建築を作るために集められた大量の木材を管理するために一つ一つの部材に向きや位置までわかる番号を部材個々に振ってBIMで管理していたようです。

↑実際の管理番号の写真(上記サイトから引用)


BIMの特性をうまく活用した事例ですね。


通常のプロジェクトでは設計図で振られた同一メンバーごとの符号を施工図でも通して使っていくので1つ1つの部材に個々の管理番号を振ったりということはほとんどないですが、最近杭の管理のため1本1本の杭に個別の番号を振って管理するということがあったので次回ご紹介したいと思います。


Y.N

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