ページ

2023年1月5日木曜日

ドレンのストレナーの形状

 縦引きルーフドレーンのストレナーの形状は大きく4つがあるかと思います。







①とんがり帽子状のタイプ

②帽子状の高さが低いタイプ

③平たいタイプ

④いわゆる中継ドレーン


使用場所は、①が屋上、②は屋上・庇・バルコニー、③は廊下・バルコニー、
④はバルコニーといったところでしょうか。
人が通るところはつまずいてケガをしないよう低いタイプを使用した方が良いのですが、
秋になって落ち葉がハラハラと散りだすと、建物の低い部分のドレンには落ち葉がたまり、詰まってしまうことが考えられます。



②、③、④のタイプはドレンが落ち葉で覆いつくされてしまう可能性があり、そこに雨が
降ると屋根や庇上に雨がたまってしまいます。そうなると雨漏りの原因になってしまい
ます。しかし、設置場所が日常的に人がメンテナンスができる廊下やバルコニーであれば
落ち葉が溜まりだしたら掃除をするという前提上問題はありませんね。

屋上で使用する①のタイプは近年の傾向ではストレナーの高さが高いタイプになって
いますが、それは落ち葉やごみが溜まってもドレンを覆いつくさないためでもあります。
建物の屋上は比較的高いので落ち葉が溜まることはあまりないかもしれませんが、日常的
にメンテナンスが出来ないような低層部の屋上や庇上部は落ち葉が溜まりやすくなるので
注意が必要です。

特に庇などでデザインとして薄く見せたいといったときは、②や③の形状を選定しがち
ですが、周囲の樹木の状況やメンテナンス方法を確認して決めた方がよさそうですね。

T.F


0 件のコメント:

コメントを投稿