JASS5 9.10にてコンクリート打設後の型枠の脱型時期については構造体コンクリートの圧縮強度試験が5N/㎜2とされています。
〈計画供用期間の級が短期及び通常の場合、以下の条件同じ〉
但し、この先にただし書きがあります。
「8.2.bに示す圧縮強度をが得られるまで、湿潤養生をしない場合は、10N/mm2に達するまでせき板を存置するものとする」
これはどの様なことかというと、
湿潤養生をしないのであれば、10N/㎜2の圧縮強度が得られるまではせき板を解体しない。
という事であり、同時に
工期的に10N/㎜2の圧縮強度が得られる前にせき板を解体する必要がある場合は、湿潤養生の設備が必要になる。
という事になります。
この9.10のただし書きの項目は、忘れられやすいが工期(脱型時期)、コスト(湿潤養生設備)に影響する項目です。気を付ける必要があります。
T.S
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