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2024年11月22日金曜日

「節」に分けて鉄骨を建てる 

 

 

現場で施工図担当を行っていますと「節」という言葉をよく耳にします。

主に柱や梁と言った主架構に対して用いられています。

 

主架構を組み建てることを「建方」と言い、「節」はその単位のようです。

高層建築物において、1回の組み建てで、柱を下から上まで一気に建てることが

できれば楽ですが、鉄骨が大きくなると、トレーラーに乗らなかったり、クレーンで上階まで

上がらないといった 事態になります。

 

そこで安全に運搬、組み建てができるように2フロアまたは3フロア分で割って運び、

その後溶接して建てていきます。スタートは「0節」と呼称することが多く、

上に行くにつれ、1…2と数えていきます。


(鉄骨の運搬について考える)より画像引用


現場ではこのような節割から、搬入、建方の工程を細かくチェックしながら、 

安全に施工が行われるよう、様々な人たちが業務に携わっています。 

現場でしか得れない経験を今後に生かしていきたいと思います。 


O.T

2024年11月21日木曜日

違うタイプの壁の包絡を解除  

 

壁は個々で結合の禁止などを行わないと基本違うタイプ同士でも

自動的に包絡しますが、同じタイプの壁のみで包絡させる方法があります。

 

① 外壁と、柱を囲う内壁はそれぞれタイプの異なる壁です。

  現在のビューではすべての壁が包絡しています。




② プロパティの[壁結合部表示]-[すべての壁の包絡]

 [同じタイプの壁を包絡]に変更します。




③外壁と内壁で、包絡が解除されました!




注意!:上記包絡解除はあくまで現在のビューのみの変更です。

    モデル自体の包絡を解除するには、結合を禁止で可能です!







O.T

2024年11月20日水曜日

斜めの壁に建具を配置

 

[断面][斜め]にした壁に、建具を入れたいと思います。

 

① まずは壁を選択、インスタンスパラメータの[断面][斜め]にします。




② 次に建具を入れます、斜めの壁に窓を配置したのですが。。



窓が垂直に配置されてしまいました。。

 

③ そんな時は窓を選択し、インスタンスパラメータの[向き][斜め]にすれば

壁に沿って配置されますよ。




ご活用ください!

 


O.T


2024年11月19日火曜日

マテリアルサーフェスパターンを回転させる 

 

サーフェスパターンで設定した目地を回転させたい時は、

以下の方法で任意の角度に回転させることができます。


     回転させたい目地の上にカーソルを合わせ、Tabキー]を押し、目地を選択します。




     [修正]-[回転]を選択します。




     基点を選択し、回転角度を調整します。




     基点から90°回転させることが出来ました。




※サーフェスパターンの塗り潰しパターンが[モデル]である場合は以上のように調整する

 ことが出来ます。塗り潰しパターンが[製図]の場合には調整はできないのでご注意を。






O.T


2024年11月18日月曜日

Revit_壁の入力基準

壁を入力する際に表示される、「配置基準線」が気になったので調べてみました。

種類としては、壁の中心・躯体の中心・躯体面外部・躯体面内部・仕上面外部・仕上面内部の6つでした。

なんとなく文字から推察されますが、どのような違いがあるのか確認してみました。





既定の設定である壁の中心や躯体の中心は想像通りの配置となりました。

少しわかりずらいので、拡大します。

オレンジ: 仕上げ面外部
緑: 躯体面外部
黄色: 壁の中心
青: 躯体の中心
ピンク: 躯体面内部
赤: 仕上げ面内部

となっています。
既定では、壁の中心が選択されていますが、場所によっては適宜使い分けた方が壁の入力が楽になりそうですね。


A.K



2024年11月15日金曜日

トイレ内の取付品について


便所詳細図を作成し、便所の手摺やペーパーホルダーの位置を調整しました。

各パーツは座った姿勢で使うので器具が使いづらい配置にならないように計画をします。


例えば、下図のような配置だと手摺が奥なので掴まりにくく、

ペーパーホルダーは真横にあるのでは上体をひねって紙を取るので使いにくくなります。




縦の手すりは座る/立ち上がる際の重心移動がスムーズにできる位置に設置します。

ペーパーホルダーや棚は便座や使用者と干渉しないように離隔を確保する必要があります。

商品によって推奨される取付位置があり、カタログなどを参考にして

近すぎず遠すぎずな位置に設置することが重要です。






ペーパーホルダー、リモコンも使いやすい位置にあるのがよいですが、

便所は狭い個室内で使いやすい範囲が限られているため、

各パーツの優先順位をつけて設置の検討をする必要があります。





一般的な優先順位は、身体を支える手すりは一番使いやすい位置、次点に両手で使うペーパーホルダー>片手で操作できるリモコンとなります。



ちなみにペーパーホルダーは右利きなら左側の壁に設置することで

利き手で紙が切りやすくなり紙の消費量も節約できるので

多くの人が使う商業施設などでは、どちらかというと左に設置するのがよいと言われているそうです。


O.J

2024年11月14日木曜日

外構_敷地作成時の参考データ


周辺敷地モデルの作成で参考にしているデータがあります。


・GoogleEarth

・地理院地図globe


GoogleEarthは3D画像で上空や道路からの視点で見ることが出来て

敷地の全体的な雰囲気を把握できます。




地理院地図globeは地形を3Dデータで見られます。

GoogleEarthとの違いは建物がない状態での地盤が見えるので

高低差がある地域の場合などはレベル感が掴みやすくなります。



写真モードでは標高がわかるので大体どの程度高くなっているかが把握できます。





上記の2つを組み合わせてみると、敷地がどのように繋がっているのか

立体的に見えてくるように思います。


RevitやArchicadで、GoogleEarthや国土地理院の基盤地図情報から

データをインポートして敷地を作成する方法もあるので活用してみてください


関連記事:ArchiCAD GoogleEarthから地形を取り込む


 O.J

2024年11月13日水曜日

トイレの壁紙の色に注意


トイレの壁紙の色は淡い色がよいと言われています。


原色や濃い色は、トイレのような狭い空間だと圧迫感を感じるので、

開放的にするため、淡い色であることが一般的です。



(画像引用:トイレ・ウォシュレット®・便座・便器 | トイレ(ウォシュレット・温水洗浄便座・便座・便器・トイレ収納) | 商品情報 | TOTO株式会社)


もう一つの理由に、濃い色の壁紙だとリモコンが反応しないことがあります。

トイレのリモコンは受光部の反対側に取り付ける場合、

信号(赤外線)を壁に反射させて本体に通信するため

壁紙が暗い色だと反射がしにくく反応が届きにくくなる場合があるそうです。



O.J

2024年11月12日火曜日

ビューワーによるPDFの見え方の違い


PDFの図面で、ハッチが濃くて文字が見えにくいから

ハッチの色を薄くしてくださいという指摘がありました。


あまり気にならなかったので、見えにくいという指摘がピンとこなかったのですが

使っているビューワーによって見え方が違うと気づきました。

一つのPDFを複数のビューワーで見てみました。


ビューワーA



ビューワーB


ビューワーC


D.Revitのプレビュー



印刷→スキャンしたもの




環境設定によるのかもしれませんがビューワーによってハッチが薄くなったり濃く見えたりしています。

いつもはBで見ていましたがBはハッチの色が薄く見えて文字がはっきりしていますが

Aはハッチの主張が強くて文字の見づらさを感じます。

紙に印刷したところ、ビューワーAの見え方が一番近いと思いました。


ハッチの濃さは見栄えに大きくかかわるので最終確認のときは

複数のビューワーでチェックして見えにくいものがないか確認しようと思いました。


O.J


2024年11月11日月曜日

Revit_キッカーブレースとは

Revitの構造フレーム-ブレースの中にキッカーブレースという種別がでます。


キッカーブレースとは、と思ったことはありませんか?





ネットで調べましたが、キッカーブレースについて具体的に説明されているサイトは見つけられませんでした。

社内で業界経験豊富な方に確認したのですが耳にしたことはない呼び名とのことでした。

恐らくAutoDeskはアメリカ製なので、英語をそのまま直訳して

Kicker Braces→キッカーブレースとしているのでは?という話になりました。


日本語だとほぼ出てきませんが、英語で調べるとちらほらそれらしきものが出てきます。

実際のところは曖昧な情報になりますが、外国において補剛材の一つが

キッカーブレースと呼ばれている、という解釈で落ち着きました。

なので、あまり日本語ではあまり聞かないのだと思います。





Revitで使い方でわからないことがあるときも、日本語だけではなく

英語で調べてみるとより広い範囲で情報を集められるかもしれません。


 O.J

2024年11月8日金曜日

ArchiCAD CLIP[クリップ]を使用しているdwg図面を配置する

先日、↓  のようなdwgを



 

ArchiCADの「ファイル」>「外部参照」>「外部図面を配置」
でワークシートに取り込んだところ、
なんか増えてるー!
ってなりました…



元データのdwgをIJCADで開いて確認したところ、
どうやら「CLIP」コマンドでブロックが一部トリミングされていて、
それをArchiCADの「外部図面を配置」で取り込むと、トリミングされている部分が出てしまう、ということのようでした。


         


IJCADで何かできないかな…と思って色々調べてみたのですが、
解決できず…

ひとまず、CLIPが使われているdwgをArchiCADに取り込む場合は、

「ファイル」>「相互運用性」>「結合」>「ファイルから結合」
で取り込むと、無事取り込めそうです。



ですが、レイヤーが増えるのが嫌という場合などは、

「ファイル」>「相互運用性」>「結合」>「ファイルから結合」
で読み込んだデータをdwgで保存し、
保存したデータを
「ファイル」>「外部参照」>「外部図面を配置」
で取り込むってことができそうです…





IJCAD側でできればいいな…と思ったのですが、
もし同じ状況になってしまった場合は、
参考にしていただければと思います。




y-ito




2024年11月7日木曜日

ArchiCAD 配置フロアを確認

ArchiCADで入力した部材の配置フロアを「検索と選択」を使って確認したいときに、

「要素タイプ」を "柱" とかにしたときは「配置フロア」が選択できるのに




「要素タイプ」を "全てのタイプ" にすると「配置フロア」は出てこないので、

まとめて配置フロアを検索することはできないのかな…
と思っていたのですが、





できました!
「要素タイプ」を "3Dタイプ" にすると「配置フロア」が出てきます。





これでまとめて検索することができました!




これは、「表現の上書き」でも同じです!



y-ito

2024年11月6日水曜日

ArchiCAD Revitの等高線を利用して地形を作る

前回、ArchiCADとRevitでtextデータから地形をそれぞれ作成し、
3Dで見たときにどのような違いがあるか比べてみましたが、

ArchiCADで等高線もできれば表示させたいな…
という場合は、1からの作成にはなってしまいますが、
Revitの等高線をdwgに書き出して利用すると、ちょっと楽に作成できますよ!


まず、Revitで平面図ビューを開き、「ビューの範囲」を調整します。




続いて、「表示/グラフィックスの上書き」で
地形ソリッドの「折り曲げ線」をオフにします




「ファイル」>「書き出し」でdwg形式で保存し、
IJCADやAutoCADで開きます。

データを見ると、
等高線が細かい線分になっていて扱いづらいので、ポリライン化します。


方法は、
等高線を選択し(外側の四角以外)、
コマンドに「PEDIT」と入力し、ポリラインに変換した後、結合します。





保存したら、ArchiCADの「ファイル」>「相互運用性」>「結合」>「ファイルから結合」で、ポリラインを取り込み、
四角の平らなメッシュに、マジックワンドで
等高線上にポイントを追加、その後レベルを入力していくって感じになります。
(等高線上で、Spaceキー+左クリック でポイントを追加)

マジックワンドで入力できると割と簡単にできるので
もしArchiCADで等高線も表示させたいな…
という場面がありましたら試してみてください。







y-ito

2024年11月5日火曜日

ArchiCADとRevit textデータから地形を作成したときの3Dでの違い

ArchiCADとRevitでtextデータから地形をそれぞれ作成し、
3Dで見たときにどのような違いがあるか比べてみました。


ArchiCADの「ファイル」>「相互運用性」>「測量データからメッシュを作成」
でtextデータを読み込んだ場合

等高線は表示されない





Revitの「マス&外構」>「地形ソリッド」>「読み込みから作成」
でtextまたはcsvデータを読み込んだ場合

等高線も3Dで表示される





さらに地形ソリッドを選択して「タイプ編集」を開いて
等高線表示の間隔を変えることもできる




3Dで輪郭を表示しなければ、どちらも同じと言えそうですが、
3Dで等高線を表示したい場合は、Revitの方がよさそうですね。



y-ito


2024年11月1日金曜日

11月11日は公共建築の日

 



数字の「1」が4つ並ぶ「1111」を建物の基本的な構造を象徴する4本の「柱」とイメージしたもので日本公共建築協会が制定。

国会議事堂の完成年月が昭和11年11月であることにも由来しているそうです。

公共建築月間ということで、各地で様々なイベントが行われています。

都内では記念講演会「大規模地震災害における公共建築物の機能確保の意義」が行われます。
 日時 2024(令和6)年11月11日(月) 14:00~17:00(13:00受付開始)
※ インターネットによるライブ配信も実施。
会場  東京証券会館 8階ホール(東京都中央区日本橋茅場町1-5-8)
参加費  無料(事前のお申し込みが必要です)

ご興味のある方は是非申し込んでみてはいかがでしょうか。

SI