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2023年11月10日金曜日

PDFの仕上表をBluebeamでExcel変換して活用⑤ExcelでRevit集計表入力

BluebeamのPDFをExcelに変換できる機能で仕上表のExcelデータベースを作成し、
意匠色分図のチェックシートやRevit集計表のデータ入力に活用してみました。
各手順や注意点についてまとめた備忘録です。

Revit集計表のデータ入力をExcelで行う

①Revit集計表をエクスポート
②仕上表を参照して集計表に検索関数で建材データを入力
③Revitで集計表をインポート

①Revitをエクスポートする

Revitの集計表にレベル、部屋名などの入力したい項目を入れ、JP建築→エクセル→集計表エクスポートを選択し保存します。





UIDの入力されたExcelデータが書き出されたらOKです。
UIDが表示されてないと後でインポートができないので注意します。


UIDが表示されない場合、集計表のプロパティの並び替え/グループ化で各インスタンスの内訳にチェックが入っているか確認します。




②検索関数で建材データを入力
エクスポートした集計表を開き、仕上表を集計表のExcelに複製します
集計表のUIDの隣に列を追加し、レベルと名前を=&で繋げて検索関数用の検索値を作成します。


集計表と仕上表の検索値を確認します。集計表は1FL風除室、仕上表は1階風除室となっていたので1FLに統一し、検索値の表記を一致さておきます。

今回はVLOOKUP関数を用いて数値を入力します。

VLOOKUP 関数

指定した範囲の中から検索値列番号を指定して、それらに合致する値を入力してくれる関数です。

     集計表


     仕上表


【入力例】

=VLOOKUP($B5,仕上表[[検索値]:[備考2]],6,FALSE)

検索値=$B5=1FL風除室

範囲=[[検索値]:[備考2]]

列番号6 

検索方法=FALSE(完全一致)

$=絶対参照 

#N/Aエラーが出て上手く反映できないときは、

セルの参照は正しいか、集計表と仕上表の検索値が完全一致しているかを確認します。

VLOOKUPの他、XLOOKUPを利用しても良いです。

③Revitで集計表をインポート

集計表はExcelで開いた状態にしておきます。
RevitのJP建築のエクセルからインポートを選択し、ファイルを選択します。







正しくインポートされるとExcelの方は灰色で着色されます

以上、PDFの仕上表をBluebeamでExcel変換して、いろいろと活用してみました。
ご参考までに。

SI



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