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2013年11月27日水曜日

防水立ち上がり高さは極力揃えよう

防水立ち上がりの高さは、仕上げが異なる場合や立ち上がりにアゴが有るか無いかで
変わってくる場合があります。
しかし、立ち上がりの高さは極力揃えないと

・防水の品質上、端部の処理が確実にできない。
・仕上げたときに見た目におかしくなってしまう。

等の問題が出てきます。

写真右側は外壁が複層塗材、左側がタイル張である。




タイル張の部分は防水立上後、保護モルを施し、GLラインまでタイルを張り下げますが、
複層塗材側は、アゴ下は露出防水立上です。

防水の仕様はアスファルト防水で、端部は入隅を作り、確実に端末処理を行いたいところ
ですが・・・。
右と左で防水の納める高さが合っていません。

アスファルト防水は端部の処理を確実に行わないとそこから水が防水層の中に回ってしまい
漏水の原因になってしまいます。
原因としては、
・防水層端部の高さの連続性の確認不足
・防水端部の納まり形状が異なるもの同士の確認不足
が考えられます。

やむを得ず、高さが揃えられないときは、躯体で入隅だけはしっかりできるよう右側の
防水アゴの端部に立ち下がりを設けて右側の防水欠込みの高さに揃えてた方が良い
ですね。


建物は、基本的には水が入ってはNGです。防水の納まりが難しい場所は多々ありますが、
知恵を絞って水が漏らない建物を作りましょう。
                                             T.F

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