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2024年4月1日月曜日

Revit レベル作成時のズレに注意

フィルタで梁の高さを色分けした際に、

なぜか特定の階だけフィルタの色がかからない、ということがありました。


フィルタの値は合っていて、他の階はかかるのになぜ・・・と思っていたのですが

原因はレベル線のズレでした。

寸法の精度を高めるとズレが生じていて端数が出ていました。

これがフィルタで設定した数値と合わない判定となり、色がかからない原因でした。



断面図にCADで絵を持ってきて、レベル線を合わせて配置したのですが

CAD自体に微妙に端数が出ていたようで、

それに合わせて配置したレベル線がずれてしまっていたようです。



レベル線を作成する際は下記の方法が挙げられると思います。

・プロパティの数値入力で配置

・寸法線で配置

・集計表で配置

・CADを下絵に位置合わせで調整


CADで位置合わせをして調整するのは視覚的にも簡易に作成出来ると思いますが、

その場合はCADの精度を確認する必要があります。

もしくは位置合わせは使わずドラッグして配置するとだいたいの場合は整数となるようでした。


また、Revit上で数値入力等を使ってモデリングしても

Revitの仕様上端数が起こっていることはあるそうので見極めが必要です。

見たところ、小数6位ぐらいの端数はフィルタにも影響してそれ以上の小さい端数は

切り捨てされるように見えました。




ズレについての関連記事:

REVIT_Dynamoで柱の位置の3方向チェック_再評価



フィルタがかからない原因はこのような場合にもあると学びました。

精度高くモデルをつくることは重要なことですね。



今回の解決方法は別の記事でご紹介しています。↓

Revit_レベル線に微妙なズレが起こっていた際の修正の仕方について



J.O

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