主には設備配管ですが、建築工事でも雨水配管はルート計画を行います。
病院の手術室、各診療室、病室など、水漏れが絶対的にNGな部屋は、配管に対しての
漏水対策が必要です。
(イメージ図)
①そもそも屋根スラブのRDの位置は、下階の廊下などの共用部や設備スペース上に
配置をする。病室のベットの直上など、常時患者さんがいる部屋は特に避ける。
②やむを得ずその部屋の天井内に排水管を通さなければならない場合。
1)上部スラブで配管ピットを作成し、その上部を転がし配管として諸室から離れた
位置で下階に落とす。
2)天井内配管として通した場合は、配管の下に防水パンを取り付ける。
3)部屋の隅の柱型や壁の入隅にパイプシャフトを作成し、配管を下階に落とす。
②の1)、2)はともにコストと手間がかかり、3)は部屋の面積や形状に影響してしまい
ます。極力①としたいところですね。
また、病室などは、配管内を流れる水の音にも注意が必要です。防音排水管や排水管遮音シートの使用などの対策をする場合もあるので、注意しましょう。
T.F
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