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2013年10月5日土曜日

短工期を考慮した設計

今日は短工期を考慮した設計についてです。


現場で工期を圧縮しようとしても限界がありますよね?

やはり、設計段階で短工期を考慮していると全然違います。


昔から工期が短いショッピングセンターは工事方法が確立されてきていると思います。

外周以外は基礎梁のない独立基礎が多いと思いますが、基礎のすぐ横に工事車用を

着けられるので、クレーンもコンクリートポンプ車も削減できます。

コストも低減できるし、工程も短くなります。


下のプロジェクトも同じような工夫をしています。


階数があるので、流石に独立基礎にはなっていませんが、赤囲い部分は基本的に基礎梁を
架けない設計として、工事用車路としています。
建物が敷地一杯ですが、常に工事用車路が確保されていますので、複数の工程を
同時に進めることができます。
鉄骨工事まで工事用車路を残していますので、中央から2刺しで建方を行っています。





鉄骨の工程は半分になりました。

sakamoto

2013年10月4日金曜日

寸法の意図するところ






例えば上の写真様な躯体にアンカーボルトを設置するための図面があるとすると、
図面の表記方法として

a.アンカーボルト一本一本ごとに寸法記入


b.アンカーボルトの本数と間隔を記入


a,bの表記方法があります。

作図者がこの寸法の意図して作図している場合

aの場合:アンカーボルトの位置を正確に出す必要あり
bの場合:この間隔内にアンカーボルトの本数を納めれば位置的な問題は考慮しない

と読み解けます。

設計者がbの意図を持って設計した場合、作図者(この場合は施工図を作成する人間)がその
意図を理解しておらず、aの様な作図した場合現場では下記のような内容を考えながら施工を行います。

配筋との干渉を避けるために配筋の割り付けを考えなければならない
設備配管等と干渉する場合、設備配管等を移動させなければならない
施工する場合のアンカーボルトの位置出しを(bに比べて)正確に行う必要がある。
等々

勿論、aの意図を持って設計者が設計した(意匠的に綺麗に見せる必要がある等)場合、
上記のような検討・施工が必要になりますが、bの意図を持って設計した場合、これら
の検討は不要なものになります。

この様に寸法の作図一つとってみても、品質やコストに直結するものがあります。

T.S

2013年10月3日木曜日

鉄骨建起こし用冶具の選択

ある物件で鉄骨建て方の建起こし用の冶具として既製品の建て起こし治具を採用しました。




建起こしワイヤーを張らずに済み、基本的に柱も自立します。

既製品使用の建て方がかなり増えていますが、まだこういった既製品利用をしていない場合もコストなどの面からあると思います。

鉄骨建て方は、柱が自立している間が一番不安定で危険があります。

その点で既製品を利用することで安心と建て起こしワイヤーを利用した工法より、時間も短縮できて、現場のQCSにおいて、優れています。









鉄骨製作図の段階でエレクションピースの計画を行うが、写真の様に細径の鋼棒を取付けた形状とし柱吊り込み時の接触などによる冶具の落下防止対策としなければならないことも忘れてはいけません。



また、自立検討をいろいろなメーカーの既製品がありますが、まずメーカーでの検討→必ず計算書の確認を行い、計算ミスや建て方順序の思い違いなどのケアレスミスなどが無いように気を付けましょう。

今回の写真はコラムですが、H鋼でも採用可能です。

また、柱の重量によっては、各柱面に1か所の治具ではなく、2か所など数か所になる場合があります。

こういった重量物の施工は、計画に始まって計画に終わると感じています。
しっかりとした施工計画を今後も心がけていきます。

by  araki Feat. sake

2013年10月2日水曜日

Archicad 属性の取り扱いについて

Archicadにてモデルを複数名でばらばらのモデルを作成する場合、とくに注意したいのが属性の管理です。

バラバラで勝手に作っていて、いざホットリンクをかけたら、梁の形状がかわったとか複合の壁がALCになったとかが発生します。


親ファイルと子ファイルが同じ属性で同じ番号ならば、問題ないんですが。。。

          
      親ファイル                        子ファイル



基本は、親の属性に子の属性は、追加されます。



しかし、番号がかぶっていたり名前が一緒なのに形状などが違う場合問題が発生します。

たとえば、親の番号とこの番号が違っていて名前が一緒なのに形状が違う場合は、


すでに同じ名前の属性がある場合は、番号が異なっていても子の属性は、追加されずに親の属性に置き換わっちゃいます。(上書きされちゃう)

さらに、親の属性の番号が子にもあって、子の属性が親にない場合は、親ファイルに番号が変わって追加されます。



なので、事前にすべて用意してテンプレートを作っておくのが理想ですが、それは無理なので
新しい属性を作ったら、マスターファイルを用意しておいて、すぐに追加していきましょう!!

自分的には、オブジェクトをフォルダ管理しているので、属性も同様な管理ができるとみんな共通の属性データを使用できるのになぁ。。。と思っています。

要望聞いてくれないかなぁぁぁ。






2013年10月1日火曜日

ウォークスルーのキープラン



 3Dモデルの中をウォークスルーしていると、
空間が広い場合は現在位置が分からなくなることがあります。

それを改善するため、事前にキープランを作り、各要所に番号を振っておきます。




モデル内にもキープランに合わせて番号をつけたオブジェクトを配置して置きます。
キープランと見比べながら画面を見れば現在位置がすぐに確認出来るようになります。
これで、モデルの中で迷子にならずに済みますね。




by shoichi. I

2013年9月30日月曜日

[失敗事例] 塩化ビニル管 (その2)

工場屋根面(地上約30m)軒樋の落と口より、水滴が多数落下していることが発見。
 
屋根面に上がると、落し口と竪樋のジョイント部の、落し口側のサヤ管部でほぼ水平方向破断を確認。







 ※竪樋が塩化ビニル管で約25mあり、気温や日射の影響による熱伸縮によって
突き上げ・引っ張りを繰り返し、破断に至ったと考えられる。
塩ビ管の線膨張係数は約7×10^-5/℃であり、1℃の温度変化で
  1mあたり0.07mm伸縮する。⇒25mだと1℃で1.75mm伸縮。
夏季と冬季の塩ビ管自体の温度差を40℃と仮定した場合25mでは約70mm伸縮することになる。

  対策として
破損した落し口を撤去し、竪樋に対して10mm程細い新規落し口設置、落し口と竪樋間をフリーにした。




 



塩化ビニル製の軒樋、竪樋を施工する場合は、熱による伸縮を考慮し適正に伸縮継ぎ手を設ける。
(通常は10~15m毎に1箇所伸縮継ぎ手を設ける。) 特に日射の影響を受けやすい場所に注意する。

          BY          H,K


 

2013年9月28日土曜日

[失敗事例] 塩化ビニル管 (その1)




              外部の縦樋から、雨水が外部に漏れている。

状況をみてみると、外部縦樋と呼び樋接続しているT字管(チーズ)が割れている。

外力から力が加わらないのになぜ?




原因として考えられるのは、塩化ビニル縦樋が上下ともに、固定された状態での
熱膨伸縮を吸収する仕様になっていない事が考えられる。

塩化ビニル管の線膨張率は温度が1度変化したときの長さの変化率で示す。
塩化ビニル管の線膨張係数αは約7×10^-5/℃であり、
温度変化1度に対し長さ1mあたり0.07mm伸縮することになる。
つまり 仮に 夏期の屋上、コンクリート表面温度は最高で40℃と設定し、
高さ15mの樋は  15000x40℃x7x10^-5=42mm
  この42mmの伸縮に追従できなかったと考えられる。

対策として、下部を固定していた状態から、
ソケットをつないで、フリーに動けるようにした。




 


温度によって固体の長さが変わるという認識を持ち
その納まりを考慮しなければならない事例でした。 
BY H,K