ページ

2014年2月4日火曜日

認定品を使用するときはアンテナが大事!


個別認定の材料を使っている時の注意事項です。

以前に経験した事例ですが、個別認定をとっている材料を使用していた時に、
途中で認定が取り消されてしまったということがあります。
問題になったのは、耐火間仕切りの認定です。
使用を考えていた部分が、特殊な部分であり、代替えの材料が容易にあるもので
あったため、大事にはいたらずに済んだことは幸いでした。
事例はこんな感じです。↓↓
免震地下から上がってくるメンテナンス階段の周囲の壁が防火区画の壁であった。
免震地下部は外部扱いとなっていたため、外壁仕様の1時間耐火の壁として片面張りの
けい酸カルシウム系の材料を選定し、使用する予定であった。
しかし、工事途中で認定が変わり、材料自体の外壁1時間耐火の認定がなくなってしまった。
認定の変更に気付かず、施工間際になって認定が変わったことに気付き、協議をした結果、
・厳密には、外壁ラインではない。
・免震階の階段部分は直接風雨にあたる部分ではない。
・空調の排気が免震階に出されており、空気の流れがあり、湿気が溜まる恐れが少ない。
ということから、内部仕様の片面21mmx2枚張の仕様で良いことになった。

注意すべき点は、
特に耐火個別認定をとっている材料を使用する場合は、知らなかったでは済まされない
重要な部分であるため、常に認定の情報収集にアンテナを張らなければならないことです。

      参考:認定番号一覧抜粋
情報収集することで、認定が外れることばかりではなく、新たに取得された材料を
知ることもできるので、定期的に行うことが良いですね。
                                            T.F

0 件のコメント:

コメントを投稿