免震ゴムをGDLで作成してみよう! 5日目(最終回)
いよいよ最終回の5日目です!なんか寂しく感じてしまいます。。。が進めますよ!
今日は、「8.2D文字、品番の入力」と「9.2D文字の移動ホットスポット」です!
1.仕様の決定 ⇒1日目
2.新規オブジェクトの作成 ⇒1日目
3.パラメータの設定 ⇒1日目
4.ベースプレートの入力 ⇒2日目
5.フランジプレートの入力 ⇒3日目
6.積層ゴムの入力 ⇒3日目
7.2D表示スクリプトの入力 ⇒4日目
8.2D文字、品番の入力 ⇒5日目
9.2D文字の移動ホットスポット ⇒5日目
8.2D文字、品番の入力
最後は、テキスト表示にチャレンジです。しかも、移動ができるものを!
2Dスクリプトに、以下のように入力してみます。
「text2
x,y,”text”」文は、2Dの(x、y)座標位置に「text」の文字を表示する命令文です。
ここでは少し複雑な命令文を使用しています。「str(~~)」という文です。これは数値を文字に変換する命令文です。
「str(aa,bb,cc)」は、数値「aa」を、テキスト数「bb」で、小数点以下「cc」まで表示する、ということです。
つまり以下では、「免震ゴム直径(ghの2倍)を1000倍した数値を、最低3文字分、小数点以下無しでということになります。
1000倍しているのは、変数のタイプが「長さ」だと値をミリと認識し、スクリプト内ではメートル単位となるため、1/1000倍されるからです。
「str」の前の「”RB”」は、テキスト表示「RB」を付け足すために「+」で式にしています。
2D表示で確認します。
一応表示されています。
一応表示されています。
でも、色と文字の大きさなどを変えたいですね。
そんな時は、以下のように入力します。
「defaine
style」文は、テキストのスタイルを設定する文です。
「”aaa”」は、このスタイルに名前を付ける必要があるので、適当に付けています。
「”MS
ゴシック”」は、フォント名です。
「ts」は、テキストのサイズを任意に変えられるように、変数にしています。
「1」は、今の座標点に対するテキストの位置指定です。1~9まであります。
「0」は、テキストの表現指定です。「0」はノーマル、「1」は太字、など他に「2」「4」「8」「16」があります。
≪やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミングでは、P172参照≫
≪やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミングでは、P172参照≫
また、「pen
~~」でテキストの色も変数設定としておきます。
2D表示を確認すると、うまく表示できています。
9.2D文字の移動ホットスポット
とりあえず、何も考えず以下のように入力しましょう。
忘れないでほしいのが、「text2」文の所の、座標値を変えることです。
≪やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミングでは、P172参照≫
≪やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミングでは、P172参照≫
タイプは「実数」とします。
これが移動ホットスポットの印です。
「頂点を移動」を選択して移動してみると、
テキストのみが移動できています。
テキストのみが移動できています。
でも、よくよく見ると、ベースプレート廻りにあったホットスポットが消えてしまっています。
2Dスクリプトの最初の方に「hotspot2
0,0」と入力します。
これは、座標点(0,0)にホットスポットを配置する、という文です。
≪やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミングでは、P172参照≫
≪やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミングでは、P172参照≫

2D表示確認すると、真ん中に黒い点が出来ています。
これを付けないと3Dの投影線も重なってい表示されているので、若干2D表示が重たくなるのでお忘れなく。
いろいろパラメータをいじってみて、思い通りに変わればOKです。
ちょっと長い長い道のりを走ってしまいましたが、繰り返し試してみるとだいたいはGDLを理解できるのではと思います。
先日エクスナレッジさんから発売された、『やさしく学ぶArchiCAD
GDLプログラミング (著 平沢岳人)』の本も参考にすると、より分かりやすいですよ!
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著者の平沢先生は、千葉大学の先生です。
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(セミナー参加の募集は終了しています)
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次の機会に、このオブジェクトをさらに改良する方法を紹介をしていきたいと思います!
ごきげんよう!
FH
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