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2013年5月14日火曜日

ArchiCADオブジェクト 免震ゴムをGDLで作成してみよう! 2日目


免震ゴムをGDLで作成してみよう! 2日目




作業の大きな手順は以下の通りでしたね。
日目の今日は「4.ベースプレートの入力」です!

1.仕様の決定          1日目

2.新規オブジェクトの作成    1日目

3.パラメータの設定       1日目


4.ベースプレートの入力     2日目
5.フランジプレートの入力    3日目
6.積層ゴムの入力        3日目
7.2D表示スクリプトの入力   4日目
8.2D文字、品番の入力     5日目
9.2D文字の移動ホットスポット 5日目

4.ベースプレートの入力

3Dスクリプトを書いてみましょう。
メインウィンドウ左の方の「3D」の横にあるボタンをクリックします。
















すると、3Dスクリプトウィンドウが表示されます。

ここに、「block a,b,bt」と入力します。ベースプレートを描いています。

この文は、幅がabbtの厚さの直方体を表示させることが出来ます。

共通の注意事項として、「block」など命令文の後にスペースが必要なのです!
スペースが無いとエラーが出てしまいます。
やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミング では、P17参照≫


形状を確認する前に、2Dスクリプトに1行入力しておきます。

メインウィンドウの「2D」の横にあるボタンをクリックします。














2Dスクリプト画面がでるので、
project2 3,270,3」と入力します。

これは、3D形状を上から見た投影で2D表示させる命令文です。しかも塗りつぶしされます。

やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミング では、P19参照≫





上書き保存し、2Dにこのオブジェクトを置いてみましょう。

椅子のマークのオブジェクトボタンをクリックし、




















今作成したオブジェクトを平面上に置いてみます。

ん!?四角が置けましたね!

















F5キーを押して、3Dビューを確認してみましょう。

良さげな感じで物体が出来ていますね!












実はわざわざ配置しなくても、オブジェクト作成ウィンドウでも確認が出来ます。

メインウィンドウの左下にある「3D表示」をクリックします。














すると、3Dビューウィンドウが表示され確認が出来ますよ。















これで確認すると、座標位置が分かります。

このオブジェクトの原点はベースプレートの中心にしたいですね。

しかも、高さも今はベースプレートの下になっていますが、ベースプレートの上にしたいです。










3Dスクリプト内で、先程の「block」文の前に
add -a/2,-b/2,-bt」と入力します。

これは、座標位置を移動する命令文です。X方向に-a/2、Y方向に-b/2、高さ方向Zに-bt移動しています。

これも、「add」の後にスペースをお忘れなく!

やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミング では、P23参照≫









3Dビューで確認すると、座標軸が2つありますが、一つは予定通りですね。
原点に「G」とあるものが、このオブジェクトの原点です。
「L」とあるものが、直方体を描く前に原点移動したものです。










続いて、上部のベースプレートも入力してみましょう。

以下のように入力します。

つまり、原点移動してから、直方体を描きます。















3Dビューで確認してみます。良い感じですね。

















スクリプトが何を描いているのか分からなくなるので、分かりやすいように見出しをつけておきましょう。

!」マークが付いている行は無効になるので以下のようにしてみます。
















と、今日はこの辺にしておきましょうか!

少し形に見えてきて、出来そう感がしませんか!




先日エクスナレッジさんから発売された、『やさしく学ぶArchiCAD GDLプログラミング (著 平沢岳人)』の本も参考にすると、より分かりやすいですよ!



アマゾンでは、ここです↓


著者の平沢先生は、千葉大学の先生です。

千葉大学 平沢研究室 HPは↓


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(セミナー参加の募集は終了しています)




ではまた次回!

FH

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