ドライエリアの目的について紹介します。
まずドライエリアは、地下室に開口部を設けるため建物の周囲の地面を掘ってつくるスペースのことで、空堀(からぼり)とも呼ばれるそうです。
ドライエリアを設けることで、地下室に上から自然の光が入り込み、また換気扇ではなく、窓から風を取り入れ自然に換気ができるので、暗さや湿気といった悩みを解消でき、地下室をリビングなどのメインで使うスペースにすることも多いそうです。
小規模な庭園のような体裁としたり通路として用いるなどの工夫もされ、規模の大きなものではドライエリアに客席を設け、地下と一体に扱う飲食店のようなケースもあるそうです。
地下室にはドライエリアとそれに面した開口部を設けることで、災害時の避難のし易さが向上し、安全性が高まるようです。
地下室は、地上階に繋がる階段が火や煙で充満したり、地震で倒壊したりすることで、唯一の避難経路が絶たれやすい危険な場所でもあり、取り残された場合、救出活動は困難となります。しかしドライエリアと開口を設けることで、屋外に直接つながった避難、救出の経路が確保できるようです。
TT
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