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2014年8月18日月曜日

ArchiCAD モデル原点の修正


ArchiCADでモデルの作成を始める場合に、ArchiCAD上のプロジェクト原点を
モデルの原点にすると思います。

でも、何かの理由プロジェクト原点に合わせないでモデルを作成することも
あるかも知れませんよね。

ここがプロジェクト原点        
                   モデルと原点がずれている。

建築モデルだけで作業しているなら問題無いかもしれませんが、これを構造
や設備モデルとデータを統合して干渉チェックをする等ということになると問題
が発生します。
建築モデルや他のモデルと基点が合っていないと、データを統合した時に
モデルがずれてしまうのです。
なのでモデルをプロジェクト原点へ動かそうとしても、レイアウトブックにビュー
登録していると、ビューの中のモデルが動いてしまうので、レイアウトが使えなく
なってしまいます。
モデルを動かすとビューがずれてしまう

登録したビューがたくさんあると、それらを直すのは大変な作業です。
そこで、手間を掛けずにモデルの原点を合わせる方法として、ホットリンクを
使った方法を行って見ましょう。

新たに、「新規作成」でファイルを開き、
そこへ、元の建築モデルをホットリンクで取り込んでみましょう。

「ファイル」タブから「外部参照」を、そこから「ホットリンクモジュールを配置」を選択します。

「ホットリンクを選択」を選択します。 

 「新規ホットリンク」から「ファイルから」を選択します。


ホットリンクする元のファイルを選択します。
 


 フロアの選択で「全てのフロア(複数階)」を選択して「OK」を選択します。


「OK」を選択します。


 ホットリンクしたモデルをプロジェクト原点へ移動します。

モデルを選択して「移動」でプロジェクト原点へ移動します。
基点はX1、Y1通りの交点にして、そのポイントをプロジェクト原点に合わせます。


この状態でモデルをIFCファイルへ書き出せば、モデルの原点も合った状態に
 出来きて、他のBIMソフトに取り込む事も出来きます。

このようにすれば、元の建築モデルには手を加えずに、モデルを動かせるので、
ビュー登録を直す必要もありませんね。

でもプロジェクトを始める前にこのプロジェクト原点を建築、構造、設備で意思統一
して決めておくのが基本ですよね。
そうすれば、このような作業もせずに済みますからね。

shoichi.I





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