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2013年6月5日水曜日

AEDの設置場所は緊急時を想定して決めよう。

近年、AED(自動体外式除細動器 Automated External Defibrillator)を設置する建物が
増えて来ています。
そもそもAEDとは?ということで、役目をきちんと調べてみると・・・

・AEDは、人が心室細動(心臓の心室が小刻みに震えて全身に血液を
送ることができない状態)になってしまった時に、機器が自動的に解析を
して必要に応じて電気的ショックを与え心臓の働きを戻すことを試みる
医療機器である。
 救急車の到着以前にAEDを使用した場合には、救急隊員や医師が

駆けつけてからAEDを使用するよりも救命率が数倍も高いことが明ら
かになっている。


ふむふむ。
しかし、近年あらゆるところに設置されるようになった背景は・・・

・かつて日本では、医師しか使用が認められていなかったが、2003年になって、ようやく
救急救命士に医師の指示なくとも使用が認められ、2004年7月から一般市民も使えるよう
になった。

なるほど、それで公共性の高い場所に設置されるようになったのですね。
万が一の時に消火器のように誰もがいつでも使えることが重要なのですね。

そんな目で建物内のAEDの設置場所を見てみると・・・

AEDはサービスカウンター内に設置する計画になっていました。
いたずらもされにくく、人も居る所ですが・・・

サービスカウンターは時間外になると人がいなくなり、尚且つ、管理シャッターまでついて
いては時間外の緊急時に使えないではないか!!!

これでは、せっかくのAEDが日中しか使えなくなってしまいます。
建物は、複合型事務所ビルであり夜間も建物内には複数の人が出入りすると考えられます。
設計者と協議をして、シャッターの外側に配置することになりました。

余談ではありますが、新築の建物の場合は、見た目スッキリとAEDの収納箱を壁埋込みに
する場合が多いのですが、奥行が200mm以上となるため、設置する部分にフカシ壁が
必要になる場合があるので注意しましょう。


(参考:ユニオン)


では、みなさん、健康には注意しましょう。                  TF

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