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2016年3月3日木曜日

ArchiCAD19 層ごとの面積集計

ArchiCAD19の新機能で、複合構造や断面形状の層ごとの投影面積
一覧表で集計できるようになりました。

これにより、壁の軽鉄やボードの種類ごとに数量が拾えます。

方法によっては、軽鉄はスラブ-スラブボードは天井面までという壁の数量も拾うことが可能です。
その方法とは、

① 複合構造で、スラブ-スラブで壁を入力。
(下の画像のモデルはGB-Rt12.5一枚両面貼の複合構造壁を入力しています)






















この状態で、複合構造の層ごとの面積を集計してみます。
長さ10m、高さ5mの壁なので、それぞれの層の面積は50㎡となっています。











② 複合構造壁を選択して、「デザイン」→「断面形状」→「選択要素の断面形状を取得」で複合構造壁を断面形状マネージャーで、
ボードの層のみ天井面の高さに変更し、断面形状として保存します。


③ ①の複合構造壁を②で保存した断面形状に変更します。
















軽鉄はスラブ-スラブ、ボードは天井面高さの壁に変更されます。

















④一覧表で、層ごとの面積を再度集計します。
 ボードの層のみ高さを3mに変えたので、面積が30㎡に変わりました。









複合構造を断面形状に変更すると層ごとの厚み情報が集計されなくなり、高さも一番高い部分で集計されるというデメリットもありますが、これまでできなかった壁の数量集計が可能になりました。

Takayuki.H

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